冬が近づいています。町中に無節操にベタベタと貼られた、「やる」と書かれたアブラギッシュな眼鏡オヤジ(しかも目がイッちゃってる)のポスターが、時の流れに抗い、日に日に深まりゆく秋を、短かった暑苦しい夏に押し戻そうと無駄な抵抗をしているかのように思える今日この頃、いかがお過ごしですか? (私は、街の美観が損ねられて不愉快なだけで、政治的意図はまったくございません)
私は、ブランチにオールブランとフルーツグラノーラを半々にしてミルクをかけたものを食べながら、NHKの「日曜スタジオパーク」を観たの。
題は「ヒロインが熱いん」
主に映画に出てくるアクションヒロインの特集。
最初はハリウッド映画のアクションヒロインのオンパレード。彼女らは、それはそれで素敵なんだろうけれど、私の趣味じゃあないわね。
エラとアゴが出てて、肌が綺麗じゃなくて、皮ばってる割に筋肉がついてて……って、ちょっとウンザリしていたのね。
そんなところに出てきたのが、中国出身のカンフーのお姉さん☆ 詳細は忘れたけど、世界一になったことがある人で、パッと見は華奢な人。(NHKのサイトを調べたのだけれど、出てこなかったわ。11/4、5の趣味悠々にも出てくるらしいのだけど)
それの人がね、ひとたびアクションを始めると、目にもとまらぬ速さで、指先まで神経の行き届いた、とっても綺麗な動きを見せるのよ。
身体もとっても柔軟で、その動きは、まさに「優美」だったわ。
アジアってやっぱり感覚的に同じなんだなぁって思っちゃった。
それに、やっぱり頂点に立つ人は違うわね。それだけのことはある。
というところで、話題をゲームに移すわ。
ゲームでああいう動きって再現できないものかしら。
モーションアクターの力量もあるかもしれないけれど、それ以前に、あそこまできめ細かな動きを、キャプチャして、符号化して、ゲームの中で再生するってことは、まだまだ、現在の技術では出来ないのでしょうね。
今は、映像の見た目の綺麗さが追求されているけれど、今後は、動きの美しさも追求して欲しいなぁ。
そういう意味では、最初のバーチャファイターは衝撃的だったなぁ。ゲームショウでの黒山の人だかりの中の映像、いまでも思い出すわ。
最初のバーチャファイターはほとんどテクスチャーを貼っていなかったから、骨格の動きの再現が勝負だったのよね。
でも、テクスチャを貼った途端、皮膚、筋肉、着衣を表現しなければならなくなったんじゃないかしら。
そこまでやっているゲームって、いったい、どれだけあるの。
パーツ(苦笑)を揺らしてお茶を濁すのが、せいぜいよね。でも、それはいいアプローチなんでしょうね。目に付く部分から着手するって言うのは。
この辺、私は技術に詳しいわけじゃないから、推測しか言えないわ。
風呂敷を広げるだけ広げて逃げさせていただくわ☆