Lyliko@Live!: セクハラについて

2004年03月05日

つれづれ::セクハラについて

　突然だけど、職場でのセクハラについて、定義、法的背景および国の対策について、メモをまとめておくわ。

■職場におけるセクハラの定義

対価型セクハラ
職場において女性が不快に感じる性的な発言や行動が行われ、それを拒否したことで解雇や減給などの労働条件の不利益を受けること。
環境型セクハラ
性的な発言や行動が行われることで職場の環境が不快なものになり、働く上で重大な影響が生じること。

出典：「あなたの会社のセクシュアルハラスメント防止対策は万全ですか？　ー防止対策の自主点検と改善のポイントー」（厚生労働省／都道府県労働局（雇用均等室）作成パンフレットより）
参考：セクシュアルハラスメント防止対策自主点検の勧め

　「職場の環境が不快なものに」……会社に行きたくない、って悩むようなら、あなたはれっきとしたセクハラ被害者よ。仕事に集中できなくなっていれば、働く上での影響が出ているって言うことだわ。
　セクハラの広めの定義は、「立場を笠に着て、断り切れない相手に対して相手が嫌だと思うような言動をすること」ね。

■法的背景

◇ 男女雇用機会均等法第21条
事業主は、職場において行われる性的な言動に対するその雇用する女性労働者の対応により当該女性労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該女性労働者の就業環境が害されることのないよう雇用管理上必要な配慮をしなければならない。

出典：「あなたの会社のセクシュアルハラスメント防止対策は万全ですか？　ー防止対策の自主点検と改善のポイントー」（厚生労働省／都道府県労働局（雇用均等室）作成パンフレットより）

労働条件につき不利益を受け=対価型セクハラ、
就業環境が害される＝環境型セクハラ
ね。会社のセクハラ防止策を怠っていることは、「事業主＝社長の違法行為」なのよ。

■国の対策

大企業に対し：
　男女雇用機会均等法及び指針の周知徹底を図る　計画的に事業場訪問を行って対策を講じていない場合には行政指導する
中小企業等に対し：
　事業主及び人事労務担当者に対する情報提供や相談等の事業を実施する
女性労働者からの相談窓口：
　セクシュアル・ハラスメントカウンセラーを各都道府県労働局雇用均等室に配置する
→職場での女性に対する差別的取扱いやセクシュアルハラスメント等に関するトラブルの解決を援助します!!

出典：外務省女子差別撤廃条約実施状況　第５回報告より。

付記：
　私の場合は、会社で全員を対象にした研修が何年も前にあったわ。だから大まかには覚えていたのだけれど。今回のこのエントリーをまとめるにあたっては、総務省の電子政府の総合窓口にお世話になったわ。
　「全省庁のホームページを検索します」で、「セクハラ」を検索しただけ。きちんと同義語展開(「セクハラ」と入力しただけで、「性的嫌がらせ」や「セクシュアル・ハラスメント」も検索対象になる)してくれているのは、ちょっとうれしいわね。投稿者 Lyliko : 2004年03月05日 22:11 | トラックバック

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