僧の目付クエはちょっといいお話。
亡霊の仁三郎を成仏させるのだけど、わたしはきちんと話を聞いて、未練を取り除いてあげました。
ネタバレが嫌な人は、この先を読まないでね~。
今回の成仏対象は、元・三河の商家の仁三郎さん。
商用で駿府へ行く途中で盗賊に命と荷物を奪われてしまったのね。
駿府へ約束の荷物を届けることができなくて、約束を反故にしてしまったことが悔しくて未練になっていたのね。
すごいまじめで誠実な人!
私は奪われた荷物を探し出し、本来の受取人である栄之助に届けるとともに事情を話したわけなんだけれども。
そのとき栄之助が思わず漏らした言葉がいいのよ。
くぅっ……、仁三郎よ。
そんなことで、私のお前への信頼が失われるものか……。
思わず目頭があつくなっちゃった。
この栄之助だからこそ、仁三郎はその信頼に応えようとしたんだわ。
そうして、私は栄之助からの伝言を携えて、ふたたび仁三郎の元へ。
栄之助:心配するな。ありがとう
仁三郎:……うっ、ううっ。
そう……でしたね。
彼はそういう男でした……。
仁三郎の成仏を栄之助に報告すると、お礼にいただいたのが「駿黒堂筆」。
これは、僧が一生にたった一回だけ描くことの出来る「遠江の幽霊画」の制作に必要不可欠なアイテム。
「遠江の幽霊画」は、出来るならば、納得の行く完成度の作品にしたい。
そのためにはまだまだ、器用などのパラメータが低いわ。
それに、器用装備も準備途中。
器用装備に資金を回せるようになるのは、もっと様々な面が安定するようになってからなのかも知れない。
わたしの「遠江の幽霊画」は、一人前の僧になった証のアイテムになるのだろう。
だ・そ・く
幽霊が出没するという一軒家にたどり着き、袋から取り出すと幽霊が現れるというアイテムを使用するも、なんの反応も得られなかったわたし。
幽霊だから夜にならないと仁三郎は出ないと思いこみ、律儀に晩まで待ったわたし。
しかも、正座して!
しかも、最初のときと報告のときと2度も!
しかし、夕方近く、最後の最後に試してみたら、最初は場所が悪かっただけで、しかるべき場所でアイテムを袋から取り出せば、昼間でも仁三郎が現れることが判明して愕然としたわたしw