後藤弘茂のWeekly海外ニュース●ハードはハードでビジネスをするPS3の当初のビジョン
「ゲームの(ビジネス)モデルはコンテンツとハードビジネス。もう1つ加えると、任天堂の時代はロイヤリティだった。でも、今回のPS3(の価格)での僕らのメッセージはクリアだ。ハードはハード(でビジネスをする)」「ビジネスモデル的には、PS3で変わる。(コンピュータになると)ハードで損して(ライセンスの)ロイヤリティでバランスを取るというビジネスモデルは成り立たない」
久夛良木健氏2006年5月に米ロサンゼルスで開催されたゲーム関連ショウ「E3(Electronic Entertainment Expo)」でPLAYSTATION 3(PS3)の価格を発表した後、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の代表取締役社長兼グループCEOの久夛良木健氏は、このようにインタビューで語っていた。この時の価格のビジョンは明瞭だった。当初、PS3を高価格に設定したのは、ゲーム機ではなく、エンターテイメントコンピュータとして成立させるためだった。
だから、PS3の価格は、“ゲーム機の価格”ではなく、“PS3だけの新しい価格カテゴリ”となっていた。言い換えれば、コンピュータとしての価格がつけられていた。
では、それを変更したのはなぜか。それは、一足飛びにPS3=エンターテイメントコンピュータに行き着くのが難しいと判断したからだろう。コンピュータに育てるという目標は据えたまま、まずはゲーム機として立ち上げるのを優先する。それが、現在のSCEの戦略だ。
コンピュータからゲーム機に路線変更されたのは、この記事では触れていないけれど、携帯ゲーム機で同じ様な指向を持つPSPが敗北したことの影響があるのかも〜って思いました。
それはそれとして、今のところ、遊びたいゲームも、1080pが表示できるテレビも持ってないので、PS3は買う予定はありませ〜ん。PS系の伝統を引きずって、ゲーム機としては不愉快な作りでしょうしね。
Wiiには、なにか夢を感じることができるので、買っちゃうかも。
バーチャルコンソールも魅力的だし。
ちなみに次世代DVDは、東芝がボトムズをHD-DVDで出したら買っちゃうかも。