2003年12月13日

まい・げぇむ・ひすとりぃ::ナイツ

 とっても期待していたし、実際に遊んでみても期待を裏切られなかったゲーム、それがセガサターンのナイツ。

 知ったその日にショップに急いで予約をしたとか、コントローラ同梱版が発表になってすぐに予約を変更しに行ったとか、「クリスマスナイツ」は受け付け開始直後から電話して15分で申し込みできたとか……。
 入手にまつわるエピソードから、どれだけ期待していたかがわかるでしょ。

 そしてナイツはその期待を裏切らなかったわ。
 私が初めて感涙したゲームなの。
 ラストステージで浮いている島から主人公が飛び降りて、ぶわーっと空を飛ぶシーンが忘れられないってソラさんが言ってたけど、私も、そのあたりからエンディングまでの展開が大好きなんだ。

 ナイツのキーワードは「勇気」。エリオットとクラリスは、今は少なくなってしまった勇気のイデアを持つ人だからこそ、メアンに他のイデアを奪われてもナイトピアに残ることができたのよね。

  見下ろせば奈落。

  でも勇気を出して一歩踏み出す。そして飛ぶ!

 そのシーンに、ナイツに込められた制作者のメッセージが集約されているように思えるの。


 Dreamcastの「ソニックアドベンチャー」のカジノステージで、ナイツの世界に入り込めるところがあるのね。
 初めて入ったとき、私、「わぁい、ナイツだぁ!」って喜んだんだけど、すぐにシュンとなっちゃった。

 ……箱の中を飛んでるのがわかっちゃったんだ。

 きっとね、ナイツの独特のプレイ感覚は、あの解像度とフレームレートならではのものなんだわ。
 DCの解像度・フレームレートでSegaSaturn版と同じことをやっても、舞台のしかけが見えてしまうだけ。
 同じプレイ感覚を出すためには、きっと、まるまる最初からシステムを構築しなおさなければならないんだわ。

 ナイツはね、「バーチャルリアリティ」の「バーチャル」の方を追求していて、嬉しいんだ。
 「リアリティ」の方=如何に現実に近づけるかではなくってね。

 日本では「バーチャルリアリティ」は「仮想現実」って翻訳されているけれど、ヴァーチャルってもともとは、「現実以上の」、「真の」っていうニュアンスがあるらしくて。

 言い換えるとね、心の真実、夢の世界の体験がうれしいの。

 最近のゲームで言えば、「ブリンクス ザ タイムスイーパー」は方向性が一緒ね。
 現実にはあり得ない情景の街。でも突飛でも陳腐でもない。
 そして、早送りしたり、一時停止したり、巻き戻したりと、願望は抱くけれど実際にはあり得ないことが実現する世界。
 ナイツとスタッフがかなりカブっているだけあるわね。


 話をナイツに戻すね。
 テーマ曲のDreams Dreams、私はキッズバージョンが好きなの。ゲームのエンディングで流れているあれね。
 だから、クリア後に大人バージョンになってしまって子供バージョンが聴けなくなってしまうのは、とっても哀しい。
 でね、サントラなどに収録されているキッズバージョンのDreams Dreamsって、エンディングで使われたものじゃなくって、歌い直し、取り直しのバージョンなのね。
 それ自体は良くも悪くもないんだけれど、微妙な佳さが無くなっちゃってるのよ。(;_;)

#それだけは許さないわよ>ささきともこ
#私、あなたのことは嫌いじゃないけどね☆
#そういえば、バーニングレンジャーのエンディングも歌い直してるわね。

 だから私、携帯音楽プレーヤーなどにナイツの音楽を入れるときは、テーマ曲だけはゲームのディスクに収録されているものと入れ替えて聴いてるんだ☆

投稿者 Lyliko : 2003年12月13日 11:32 | トラックバック
コメント

なんだか読んでいたら、色々、思い出しましたよー。(笑)
やっぱり「ナイツ」は、ラストステージがハイライトですね!
あの飛び降りるシーンは、ほんと「勇気を試す!」って感じ、バリバリでした。

他にも、イデアを集めて、ナイツの近くに行っても、
透明な壁みたいなのがあって近寄れなくて、
どうしようかと思っていたら、
もう1人の主人公が助けに飛んできてくれるっていうシーンもよかったなぁ。

しかも、こういった演出が、イベントムービーでではなくて、
リアルタイムなゲーム中に出てくるっていうのが、
良かったですね!!!

あーっ。懐かしい!!!!(笑)

今となってはナイツどころか、
サターンすら無いので遊べないんですよねー。(泣)
セガが、エミュレーターで遊べるようにしてあるらしいのですが、
やっぱり、ゲーム機で遊びたい!(笑)

結局、続編どころかリメイクもされず、
サターンだけで終わってしまったのが残念です。

バーニングレンジャーも面白かったですね。
あの海底プラントと、PSOの海底プラントは、
すごく似ていると思うのは、僕だけではないはず!(笑)

Posted by: ソラ : 2003年12月13日 15:08

 夢の中で困難を克服した二人が、現実でも克服して、そして出会うっていう展開も好きなの。
 これって、「夢」を「ネットワークゲーム」に置き換えると、ゲームで一緒に闘ったことがあるけど全然面識のない二人が、街で出会うってシチュエーションになるんだわ。オフ会とかじゃなくって、なんとなくわかっちゃうってところがポイントよ。
 素敵☆ 
 私の夢かも。ララ〜♪

 私ね、ソニックチームのゲームを一言で表すと、「リアルタイムの没入感」じゃないかなって思うんだ。(最近は、カードバトルなんて違う方向性も出てきてるわね)
 でも、ナイツは「夢の世界を体験」だから、今のソニックチームには作れないんじゃないかなって思う。
 アートゥーンなら出来るんでしょうね。セガがアートゥーンに外注して、XBOXで出してくれないかしら。

 そうそう、PSOって、バーニングレンジャーととっても似てるよね。海底プラントは、どっちもイルカが出てくるし♪
 ドアの約束(赤と青)とか、スイッチとか、マップと言うか、施設まわりのシステムも似てるよね。

 で、BRについて書き始めたら、またまた分量が多くなっちゃったので、別のエントリーに書くわね☆

Posted by: Lyliko : 2003年12月13日 19:11

ARTOONは、セガの人達ばっかりですねー。
パンツァードラグーンの人、
ファンタジーゾーンの人、
ナイツ・ソニックの人。

どれを見ても、セガのファンタジックなゲームを作っていた人ばかりですね。
それで、最近のセガは、現実臭い物ばかりになったのかなぁ。

ソニックなんて、すごい変わり方をしましたよね。(笑)

Posted by: ソラ : 2003年12月15日 21:40

 現物臭いって、言い得て妙ね。
 ソニックのゲーム性は、大島さんに依るところが大きかったんでしょうね。
 私、ソニックシリーズで一番遊んだのが、ソニック2で、一番好きなのが、ソニック3なんだ。画面のどこかしらでかならずふわふわ、きらきらしていて、そこに居るだけで楽しいの。

Posted by: Lyliko : 2003年12月20日 14:13
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